ドラマ東京女子図鑑を見た27歳女の感想文

東京カレンダーで連載していた「東京女子図鑑」がイライラすると評判なので見てみた

東京女子図鑑最後まで見たのでその感想【ネタバレ注意】後編

どうも、めぐれん(@moyamoyadetox)です。

 

東京女子図鑑ついに最後まで見ました。ついにというか一気に見ましたが。

7話から最終話の感想です。いつもながらネタバレアリです!

前編と中編もあるよ!

 

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第7話【私の人生は特別でなくそこそこよくあるお話だったんだなと悟る】

婚活も就活と同じように考えて取り組んでいる新卒の女の子が敵になる綾。

 

 「ファッションもモード系ではなく男性受けする格好をした方がいい」とアドバイスされ落ち込む綾。

 男が好きな格好って女からしたら「ださい」て思う格好ばっかりですよね。

 

あれ何でなんやろう。

 

 

でも綾は上手いこと生きる。

 

婚活にも成功。

結婚した相手は、年収900万円で豊洲に持ち家があり次男。

スペックも申し分ないよう。

 

 マンションの住人でバーベキューしてて、「マンション買うとこんな付き合いもあんの?」って思った。

 めんどくさそう。

 

 キラキラした人生を求めてきた綾だが「自分の人生はそんなに特別でなくよくある物語だったんだな」と悟る。

 

 いや、よくあんのか?

 

 

第8話【子どもを産んだ派と産まない派の影の戦い】

結婚生活は愛がないのか、お互い取り繕っていた化けの皮が剥がれてきたのか、どんどんギスギス。

 でも男の方が悪いように見えてしまう。

 

残業帰りの綾に「飯なに?」て聞くところとか、部屋中ちらかしてるところとか。

 注意されたら機嫌悪くなって嫌味いうところとか。

 どっか女を見下した発言。嫌いやー。こういう男。

 

 

 やっぱり無理に結婚したらこうなるのかな。

 婚活に対していまいち前向きになれないのは、自然恋愛からの結婚に比べて、人間的に合わんと思う面が多く出てきそうだから。

 

 

実際のところは知らんけど。

 

 子どもを産んだ人の「幸せ」という言葉に出てくる謎の説得力。

これは分かる。なんなんだろう。

 

 

第9話【ヨソに子どもを作った夫に幸せになってねという女がいい女なのか?】

「大人たちが遠慮し合いながら、いい距離感を保って生活している」という代々木上原で一人暮らしを始めた綾。

 

 夫は別居中によそで子どもを作る最低ぶり。

なんなんこいつ。

最初から最後まで良いところが分からんし、綾がショックで泣いてるシーンもよく分からん。

 

好きやったのか?

もうとっくに気持ちはなかっただろうし、焦りでスペックだけで選んだ男やろ?

 

 

夫の結婚前の発言もノウハウ本の丸パクリだったし。

なんであんなに泣くんや。

そういうもんなのか。

恋愛に疎いから分からん。

どういう涙?悔しさ?むかつき?

 

 

一番のイラっとポイントは、他の女と子どもを作った夫に「幸せになってね」と言う綾に向かって「お前良い女になったな」ていう夫。

 それが良い女なのか?うざ!

 

 あと、ある程度大人になると可愛い年下の男の子に惹かれるもんなのか。

 

 綾は年下の男の子とできてしまうが、「何が目的なんだ?」と疑っている。

 

 

第10話【広がる格差社会

将来の夢を聞かれて「めんどくさい」「好きな人と暮らしていければ何もいらない」と答える年下の彼氏。

 

 港区出身のエリート金持ちの同世代男は「港区、港区」うるさいし、付き合ってると勘違いしてるし。

 

 なんというか、三茶時代の彼氏以外、出てくる男の人がロクでもなさ過ぎる。

 愛情がなくて、ただ持ってる物を交換してるだけに見える。

 

 仲の良い友達はみんな港区出身で、どうしてもお嬢様との超えられない壁を実感せざるを得ない綾。

 

東京にいると幼稚園から格差は広がってる感じはする。

 お金持ちは私立に行って当たり前というか。

 生まれはもちろん育ちも全く違うんだろうな。

 

 

最終話のモヤモヤと共感ポイント【地元に帰って夢を叶えていたと気付いた綾】

「可愛くて若い子がミニスカートで歌って踊って、勇気を分けたいなんて意味が分かんない。若くて綺麗でもない人がミニスカートで踊るのが勇気っていうのよ」っていうおばさんの言葉はなるほどと思った。

 

 確かに「勇気を与えたい。夢を売りたい。努力で夢を叶えてる姿を見せたい」っていうアイドルとかモデルとか女優が言うと、どうも違和感がある。

 圧倒的に有利なものたくさん持ってるからな。

 

それを応援する人は、有利なものはほとんど持っていない。

 

 

 綾は秋田に帰って、高校時代の恩師に会う。

 高校生が自分を憧れにしていることを聞いて、夢を叶えていたと知る。

 綾はなりたい自分になっててんな。

 

 数年前に目標だったことを、知らぬ間に達成していたって気づくことありますよね。

 「ここに旅行に行きたい。このお店で食事できるようになりたい」とか。

 目標を達成するとそれが当たり前になるから、憧れの自分になっていたということに気が付かないけど。

 

皆ちょっとずつ夢を叶えているんだな。

 

 「こんな私を痛いと見下しますか?いまのあなたは10年前の私。今の私が10年後のあなたなんですから」という呪いの言葉かけてくる綾。

 

 絶対違うぞ。

 

もちろん共感ポイントはあったが、人生の目標が違うしジョエルロブションとかなんだかんだ言ってないし。

 

 27歳の今の段階で全く違うぞ。

 

東京女子図鑑を全話見たけど馬鹿にしきれない自分がいた

「こういう子もおるんかな、と思いながら、イラつきつつ最後まで一気に見てしまった。

 

一人の人生を覗いているみたいで面白かったです。

 

 

綾は空っぽで、価値基準はブランド物かどうかっていう、周囲の価値に自分を当てはめてるペラペラ人間に思えた。

でも、ブランド物くらい分かりやすいものを信じられるなら、逆にどんな時代でも生きられるんだろうなと思った。

 

 

価値基準が自分じゃないなら、時代によって価値観がコロコロ変えられる。

時代によって自分を合わせていくことができるなら逆に無敵じゃないか。

 

全然憧れないが。