東京女子図鑑最後まで見たのでその感想【ネタバレ注意】後編
どうも、めぐれん(@moyamoyadetox)です。
東京女子図鑑ついに最後まで見ました。ついにというか一気に見ましたが。
7話から最終話の感想です。いつもながらネタバレアリです!
前編と中編もあるよ!
- 第7話【私の人生は特別でなくそこそこよくあるお話だったんだなと悟る】
- 第8話【子どもを産んだ派と産まない派の影の戦い】
- 第9話【ヨソに子どもを作った夫に幸せになってねという女がいい女なのか?】
- 第10話【広がる格差社会】
- 最終話のモヤモヤと共感ポイント【地元に帰って夢を叶えていたと気付いた綾】
- 東京女子図鑑を全話見たけど馬鹿にしきれない自分がいた
第7話【私の人生は特別でなくそこそこよくあるお話だったんだなと悟る】
婚活も就活と同じように考えて取り組んでいる新卒の女の子が敵になる綾。
「ファッションもモード系ではなく男性受けする格好をした方がいい」とアドバイスされ落ち込む綾。
男が好きな格好って女からしたら「ださい」て思う格好ばっかりですよね。
あれ何でなんやろう。
でも綾は上手いこと生きる。
婚活にも成功。
結婚した相手は、年収900万円で豊洲に持ち家があり次男。
スペックも申し分ないよう。
マンションの住人でバーベキューしてて、「マンション買うとこんな付き合いもあんの?」って思った。
めんどくさそう。
キラキラした人生を求めてきた綾だが「自分の人生はそんなに特別でなくよくある物語だったんだな」と悟る。
いや、よくあんのか?
第8話【子どもを産んだ派と産まない派の影の戦い】
結婚生活は愛がないのか、お互い取り繕っていた化けの皮が剥がれてきたのか、どんどんギスギス。
でも男の方が悪いように見えてしまう。
残業帰りの綾に「飯なに?」て聞くところとか、部屋中ちらかしてるところとか。
注意されたら機嫌悪くなって嫌味いうところとか。
どっか女を見下した発言。嫌いやー。こういう男。
やっぱり無理に結婚したらこうなるのかな。
婚活に対していまいち前向きになれないのは、自然恋愛からの結婚に比べて、人間的に合わんと思う面が多く出てきそうだから。
実際のところは知らんけど。
子どもを産んだ人の「幸せ」という言葉に出てくる謎の説得力。
これは分かる。なんなんだろう。
第9話【ヨソに子どもを作った夫に幸せになってねという女がいい女なのか?】
「大人たちが遠慮し合いながら、いい距離感を保って生活している」という代々木上原で一人暮らしを始めた綾。
夫は別居中によそで子どもを作る最低ぶり。
なんなんこいつ。
最初から最後まで良いところが分からんし、綾がショックで泣いてるシーンもよく分からん。
好きやったのか?
もうとっくに気持ちはなかっただろうし、焦りでスペックだけで選んだ男やろ?
夫の結婚前の発言もノウハウ本の丸パクリだったし。
なんであんなに泣くんや。
そういうもんなのか。
恋愛に疎いから分からん。
どういう涙?悔しさ?むかつき?
一番のイラっとポイントは、他の女と子どもを作った夫に「幸せになってね」と言う綾に向かって「お前良い女になったな」ていう夫。
それが良い女なのか?うざ!
あと、ある程度大人になると可愛い年下の男の子に惹かれるもんなのか。
綾は年下の男の子とできてしまうが、「何が目的なんだ?」と疑っている。
第10話【広がる格差社会】
将来の夢を聞かれて「めんどくさい」「好きな人と暮らしていければ何もいらない」と答える年下の彼氏。
港区出身のエリート金持ちの同世代男は「港区、港区」うるさいし、付き合ってると勘違いしてるし。
なんというか、三茶時代の彼氏以外、出てくる男の人がロクでもなさ過ぎる。
愛情がなくて、ただ持ってる物を交換してるだけに見える。
仲の良い友達はみんな港区出身で、どうしてもお嬢様との超えられない壁を実感せざるを得ない綾。
東京にいると幼稚園から格差は広がってる感じはする。
お金持ちは私立に行って当たり前というか。
生まれはもちろん育ちも全く違うんだろうな。
最終話のモヤモヤと共感ポイント【地元に帰って夢を叶えていたと気付いた綾】
「可愛くて若い子がミニスカートで歌って踊って、勇気を分けたいなんて意味が分かんない。若くて綺麗でもない人がミニスカートで踊るのが勇気っていうのよ」っていうおばさんの言葉はなるほどと思った。
確かに「勇気を与えたい。夢を売りたい。努力で夢を叶えてる姿を見せたい」っていうアイドルとかモデルとか女優が言うと、どうも違和感がある。
圧倒的に有利なものたくさん持ってるからな。
それを応援する人は、有利なものはほとんど持っていない。
綾は秋田に帰って、高校時代の恩師に会う。
高校生が自分を憧れにしていることを聞いて、夢を叶えていたと知る。
綾はなりたい自分になっててんな。
数年前に目標だったことを、知らぬ間に達成していたって気づくことありますよね。
「ここに旅行に行きたい。このお店で食事できるようになりたい」とか。
目標を達成するとそれが当たり前になるから、憧れの自分になっていたということに気が付かないけど。
皆ちょっとずつ夢を叶えているんだな。
「こんな私を痛いと見下しますか?いまのあなたは10年前の私。今の私が10年後のあなたなんですから」という呪いの言葉かけてくる綾。
絶対違うぞ。
もちろん共感ポイントはあったが、人生の目標が違うしジョエルロブションとかなんだかんだ言ってないし。
27歳の今の段階で全く違うぞ。
東京女子図鑑を全話見たけど馬鹿にしきれない自分がいた
「こういう子もおるんかな、と思いながら、イラつきつつ最後まで一気に見てしまった。
一人の人生を覗いているみたいで面白かったです。
綾は空っぽで、価値基準はブランド物かどうかっていう、周囲の価値に自分を当てはめてるペラペラ人間に思えた。
でも、ブランド物くらい分かりやすいものを信じられるなら、逆にどんな時代でも生きられるんだろうなと思った。
価値基準が自分じゃないなら、時代によって価値観がコロコロ変えられる。
時代によって自分を合わせていくことができるなら逆に無敵じゃないか。
全然憧れないが。
ドラマ版東京女子図鑑を見てみた感想【ネタバレ注意】中編
めぐれん(@moyamoyadetox)です。
東京タラレバ娘よりもリアルと聞いてたが、リアルなのか?
東京女子図鑑の4話から6話のあらすじと感想です!
前編もあるよ。
第4話【主人公の分かった女風とカード破産手前の金銭感覚】
生粋のエリート彼氏ができ、ブランドマネージャーという地位を手に入れた主人公。
同僚から嫉妬されるようになり、そこが誇らしげ。
結婚はしたくないという彼氏の言葉にも「だよね」と分かった風。
「フランスは事実婚」と最先端の価値観をもってる私アピールもしてた。
この主人公には意思はないのか?
さっきまで今の彼氏は結婚するのにぴったりな相手って言ってたのに!
同じ店にいた若いカップルは、彼氏がお会計で彼女より数百円多く払う。
それを見た綾は「たった数百円で『ごちそうさまです』って彼女に言わせている」と笑う。
主人公の人を馬鹿にした感じはいけ好かないがこれはそうですよね。
数百円ですいませんって気持ちにさせられるなら割り勘で好きに食べて堂々としてたい!
ジョエルロブションってなんや!30前にデートで行けたら良い女らしい。あと2年半しかない。
カード破産しかけるのは私の周りにも経験者多数。
「育ちとコネには勝てない」と人のやるきを削ぐ節を唱えてた。
第5話【プロ彼女を否定しないと女は自己嫌悪で死ぬらしい】
「プロ彼女」っていう、セレブ婚を目的に彼女を仕事にしている女がいるらしい。
自分のビジョンや夢はなく、ひたすらサポート上手な彼女。
一昔前のやまとなでしこってそういうことやったんかな。
まあ否定したくなるよね。それだけで食っていけるってどういうことや。
主人公は29歳でサイトにインタビューを受けるくらい、勝ち組に育ってます。
年収400万円ながら、彼氏におごってもらっていたので、いい生活に慣れてしまう。
彼氏と別れても生活レベルを下げられず30前に転職活動に奮闘し、やけにセレブな人の愛人にもなる。
ここらへんから共感できる人生歩んでる人グッと減るんじゃない?
恵比寿は20代で卒業。本物の女の街ということで銀座に引っ越します。
第6話【33歳になり婚活に焦る綾】
GUCCIに転職した綾。
「接待用のおかしを木箱に入れるのは匂いがうつるから野暮だ」と、御曹司に教えてもらった知識を、速攻上司に伝える。
仕事も上手いことやっている様子。
その御曹司の愛人になり、一流の物や食事、生活に触れていく綾。
偉そうなセリフを吐く綾にはイラっとくるが、実はこれ多くの女の人が見下しながらもどこかで憧れてる生活なのかもしらん。
でもこの年齢になると周りの子達もみんな結婚したり、子供を産んだり。
焦ってきた綾は愛人とも分かれを告げ婚活します。
後編に続きます。
東京女子図鑑のドラマを見たけどモヤモヤした【ネタバレ注意】前編
初めまして、めぐれん(@moyamoyadetox)です。
東京カレンダーで連載していた「東京女子図鑑」がアマゾンプライムで見られるということで見てみた。
なんというモヤモヤ感!イライラ感!
でも馬鹿にはしききれず。。。
このモヤモヤをどこかで晴らしてくれるはず!!という期待を抱き、気がついたら最後までいっきに見ていました。
以下、【ネタバレあり】です!!
- 東京女子図鑑のあらすじ
- 第1話【東京では普通に可愛い子なんて道端の石ころみたいなもの】
- 第2話【キラキラ合コン系女子とキャリア系女子はどっちが女として格上なのか】
- 第3話【モテない美女は合コンで使える!?】
東京女子図鑑のあらすじ
秋田出身の23歳の女の子「綾」が東京に上京し、40歳になるまでの人生を描く。
女として立ちはだかる問題、年齢や恋愛、仕事など、東京的な価値観に飲まれながらどう生きていくか。
この東京的な価値観って大きく括るのは違うような気もしますが、東京で生きていく女ならではの生き方が描かれています。
第1話【東京では普通に可愛い子なんて道端の石ころみたいなもの】
売れないアイドルが鎖骨のあたりにベタベタのクリームだかなんだかを塗っているシーンが印象的。
水着撮影を始めたらどんどん水着が小さくなり、最後は何もつけなくなったと語る女の子。
「これは次へのステップなんです!」と言い切る浅はかさ。
綾は東京に出てきさえすれば読者モデルにスカウトされて成功できると思い込んでいる。
東京という街への異常な期待。
地元ではイケてたのに、東京にきたらもっと可愛い子がたくさんいて、と自尊心を傷つけられる綾。自分より可愛い子がたくさんいる世界を見て自尊心を傷つけられる経験は多くの女の子が経験してるかと思います。
私も自分の容姿に自信がなくなって帰りたくなる時はあるし、これには共感。
・花形職種の人は見た目は地味で、地味な職種におしゃれ女子が多いという説。
・新入社員は「キャリア重視女子」と、「合コンで良い男掴もう女子」に分かれるっていう説。
こんなに極端に二層化しないのが現実!
こんなに綺麗に生き方を決められてる女子の方が少ないぞ!ってな。
第2話【キラキラ合コン系女子とキャリア系女子はどっちが女として格上なのか】
キャリア系女子が実は不倫をしてるということが発覚。
キラキラ合コン系女子が入社当時はダサかったということも発覚。
若い時に遊んでる子は引退も早いからね。
社会人になって遊びまくってる子は社会人デビューもしくは大学デビュー説あるよね。
合コンで一人の男性を取り合うキャリア女子と合コン女子。
普段は地味で目立たないが、実は綺麗で気も利くキャリア女子。
ただ男性を持ち上げるだけで、ちょっとずれた事を言う合コン女子。
出世する女のできるっぷりはかっこいい。
でもあざとく生きられる合コン系女子も強い。
どっちにも憧れられないし、どっちにもなりたくない。
第3話【モテない美女は合コンで使える!?】
主人公は27歳になります。
上京してすぐにできた同郷で性格の合う彼氏との関係を退屈に感じてくる。
安定した恋人関係ではなく、刺激的でおしゃれな生活への憧れが捨てきれない主人公。
恵比寿ってこんなにチャラい街なのか。いつ脱いでも大丈夫な女が多いらしい。
そんな街あんの。
全体的に軽い。
合コンにモテない美女を呼ぶのは、男寄せと、だめな男を見分けるために効果的らしい。
品のない美女をターゲットにする男がロクでもないっていうのは分かる。
合コンは初対面で自分のスペックを自慢する男など、嫌な人間関係。
こんな合コンに最後まで参加できる女の方が少ないんじゃないかと思うレベル。
そういう割り切った関係が東京にはいっぱいあるのか?
次回以降は中編、後編で。